ベトナムでサッカースクール!?子供達の健やかな成長を願い活動する北口様にお話を伺いました

まだまだ発展途中のベトナムで、「サッカーを通して、子供達の健全な成長に貢献する」という異質な価値観を売りに勝負する北口様。そんな北口様の過去・現在・未来に迫りました

人生のミッション・目標

「自分が死ぬ時に、“社会に対して貢献できた”と実感できる人生を歩みたい」

ベトナムに渡航する以前の私の中には、自分や自身の会社だけがビジネスで成功を納められれば良い、といった考え方がありました。

しかしベトナムでビジネスを続ける6年間の中で、そういった一面的な視野が消え、社会に対していかに良い影響を与えられるかという視野の広がりを感じるようになりました。

ビジネスで成功して利益を得ることは重要なことですが、加えて社会をより良くすることへの貢献が私たちのミッションだと考えています。

そう考えるようになったきっかけなどはございますか?

私たちは今、スポーツを通じて将来グローバル社会でリーダーシップを発揮し活躍できる人材の育成を目指した教育に取り組んでいます。
なぜ私たちがこのような理念で事業を始めることになったのか?それには次のような理由があります。
私たちがベトナムで事業を開始した約6年前、私たちは親に甘やかされて育ち、自己中心的で、何事も我慢できずやり遂げることができない子供たちをたくさん目にしてきました。

ベトナムでは数学や語学など、具体的なスキルを習得するための教育システムはある程度進んでいる一方で、協調性やホスピタリティ、ソーシャルマナーのような社会性やヒューマンスキルを習得するための教育システムは日本に比べかなり遅れています。
このような勉学だけにフォーカスした教育システムの中で育った子供たちが大人になった時、今後確実に発展を続けグローバル化するベトナム社会で適応することは容易ではありません。

将来リーダシップを発揮し社会で活躍できる人材を少しでも多く輩出したい。そんな思いで学校の勉強だけでは網羅できない人間性の教育を重視した理念を掲げることになったのです。

現在やっていることについて教えてください

ベトナム地場企業の中には安価でレッスンを行なっているサッカースクールもあります。
一方で私たちのレッスンはそれらのスクールと比較すると高価と言えます。
その理由は、ほとんどの他のスクールがサッカーの技術指導だけにフォーカスしている中で、私たちは技術指導はもちろん、徹底して考え抜かれた独自の「Amiteメソッド」を用いたヒューマンスキルの育成にも注力し付加価値を与えているからです。

「Amitieメソッド」は「認知能力(IQや学力テストの点数といった分かりやすく数値化できる能力)」の対極にある「非認知能力」を身に着けるプログラムです。
「非認知能力」は社会的情緒スキル(Social and Emotional Skills)とも呼ばれ、"物事に対する意欲"、"他者との協調性"、"感情をコントロールする力"、"リーダーシップ"、"最後までやり遂げる力"、"客観的に自己分析をする力"など、現代のグローバル社会において円滑に社会生活を送るために、勉学スキルなどの認知能力と同等に必要不可欠な能力とされています。

そして各クラスでは非認知能力として最も重要性の高い6つの力を指針としてそれらの習得にフォーカスしたカリキュラムを実施しています。

6つの力とは①他者への想像力②高いモチベーション③やり抜く力④リーダーシップ・フォロワーシップ⑤メタ認知能力⑥ソーシャルマナーで、これらの中から毎月1つテーマを決め、子供達の意識的なチャレンジを促し、非認知能力を取得させるために日々厳しくも楽しんでいただける指導・運営に努めています。

過去一番大変だったことについて教えてください

約3年前、ベトナムのサッカーリーグのチームを作ろうと試みたことがありました。
当時ベトナムでのスポーツ選手の価値は低く、報酬もわずかな上、賄賂や八百長が蔓延していました。スポーツ選手は憧れの職業ではありませんでした。

私たちはベトナムにおけるスポーツのイメージ・価値を少しでも上げようと、日本から監督を招聘し、セレクションを通過した25人の選手を集め、実際にリーグ戦に参加しました。

開始当初は上手くいっていたのですが、リーグ戦の10試合を消化していく中で、なんと7試合目には25人のうち17人の選手が辞めてしまいました。その理由は「試合に出れないから・給与が安いから」。

一度やると決めた以上最後までやり遂げよう。と残った8人で試合に出ることを決意し次の試合に望んだのですが、結果は「0 - 20」で大敗。

選手には正当な給与が払われていたにも関わらず、すでにモチベーションは下がりきっており、真面目に練習やウォーミングアップすらしなかったことに驚きを隠せませんでした。

結局、この試みは志半ばで断念せざるを得ませんでした。
日本でこのようなことは絶対にありえないと思います。

セレクションで選ばれた選手は、ベトナムではサッカーを一所懸命取り組んでいた層のはずにも関わらず、実情はそういう層ですらスポーツマンシップのかけらもありませんでした。

だから、ベトナムリーグでは賄賂などが蔓延っており、スポーツの価値が低いのだと痛感しました。この失敗経験があるからこそ、子供達にスポーツマンシップを身につけて欲しいと強く思いました。それから、より子供達の教育に特化した授業を心がけています。

今後の目標を教えてください

今後の目標は3つあります。
1つ目は、もっと多くの人に私たちの教育を届けられるよう事業拡大することです。
今はホーチミンとハノイで活動していますが、今後は他の地域にも活動を広げていきたいと考えています。

2つ目は、今までアプローチ出来ていない女子向けのチアダンス教室を2019年の4月から開始させることです。今後は男子だけではなく女子の健やかな成長にも貢献していきます。

3つ目は他国展開です。今のベトナムのサッカースクールで得た成功モデルをベトナム国外にも展開し、より多くの子供達の成長に貢献したいと思っています。

学生へのメッセージをお願いします

学生は社会人より時間があります。その時間を使い、どういった経験を積むのかが重要だと思っています。経験の中でも、海外に飛び出て自分の知らない世界に挑戦することは、人間の幅を広げれる大きなチャンスです。そういったチャンスがあれば是非挑戦し、自己成長に繋げて欲しいと思います。

学生は社会人よりたくさんの時間があります。その時間を活用し、たくさんの経験を積むことが重要だと思っています。中でも、海外に飛び出て自分の知らない世界に挑戦することは、人間の幅を広げられる大きなチャンスです。そういったチャンスがあれば是非積極的に挑戦し、自己成長に繋げて欲しいと思います。

影響を受けた人はいますか?

幻冬社社長の見城徹さんです。実際にお会いしたことはありませんが、私にとって人生のメンターです。彼の生き様、言葉は重みが違います。『圧倒的努力は岩をも通す』という言葉の通り「五木寛之さんに角川書店で新作を書いてもらうために、25通もの手紙を書き続けた」という逸話もあります。努力の重要性を説いている見城さんの本はいつも勉強になります。

企業紹介

  • 企業名
  • School Partner Vietnam JSC

  • 設立年
  • 2014年

  • 社員数
  • 40人
  • ベトナム

  • 都市
  • HCM、Hanoi

  • 社員の国籍比率
  • 日本人5名、ベトナム人35名

  • 使用言語の割合
  • ベトナム語、日本語、英語

  • 手当
  • 応相談


    給与:食事代程度
    手当:ビザ申請費会社負担

  • インターンシップ期間
  • 3ヶ月以上(短期は受け入れておりません)

  • インターンシップ日数、時間
  • 火曜日~日曜日の週6日
    13時~21時迄(曜日により前後有)

事業内容

サッカースクール運営、マネジメントに司る各種業務

求める人物像

前向きにどんなことにも積極的にチャレンジをしようとする方

会社の連絡先

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今後追加していく予定です